まだまだ続きます消化器系の序章、口腔。今回の記事では舌と唾液腺の働きについて!
ベロはみんなにあるよー!
歯が怖い
舌
舌の表面には、舌乳頭という無数の小さな突起があり、味覚を感知する部位である味蕾が分布している。舌は味覚を感知するほか、咀嚼された飲食物を撹拌して唾液と混和させる働きがある。
舌乳頭??
舌に突起なんてあったっけ?
舌の表面のザラザラしたやつのことですよ
これかー!!
舌の表面全体じゃん!
沢山ありすぎて
逆にわかんなかった
そん中で、味覚を感知する部分を味蕾っていいます
味蕾…みらい…
また難しい字を
味蕾・咀嚼・撹拌…難しい字ばっかりだよ!!
味蕾(みらい)…味わうための感覚器
咀嚼(そしゃく)…かみ砕く
撹拌(かくはん)…まぜる
唾液腺
唾液、それは出合い頭の消化液
うわぁキミ久しぶり!
唾液を分泌し、食物を湿潤させてかみ砕きやすくし、また、咀嚼物を滑らかにして嚥下を容易にする。唾液には、デンプンをデキストリンや麦芽糖に分解する消化酵素(プチアリン。唾液アミラーゼともいう。)が含まれ、また、味覚の形成にも重要な役割を持つ。
嚥下(えんげ)…飲み込む
デンプンを分解する
まず!唾液の役目は!
柔らかくして食べ物を飲み込みやすくすること!
機械的消化っぽい役目
そしてデンプンを麦芽糖・デキストリンに分解すること!
化学的消化っぽい役目!
分解は口の中から始まってたんだ!
…えっと、
んで結局なんだっけ?
デンプンを麦芽糖からアミラーゼするって????
みぃが壊れた
デンプンが道具を使って変身するのです
覚えるには、まずデンプンを軸に考えましょう!
まさかプチアリンとプッチンプリンをかけて…?
口腔環境をととのえる!
唾液は、リゾチーム等の殺菌・抗菌物質を含んでおり、口腔粘膜の保護・洗浄、殺菌等の作用もある。また、唾液によって口腔内は pH がほぼ中性に保たれ、酸による歯の齲蝕を防いでいる。
唾液って機械的消化・化学的消化両方もする上に殺菌までしてくれるの?
すげぇ唾液って有能!
そんな凄いものがいつも口の中にあったんだ
リゾチーム
唾液に含まれる殺菌・抗菌物質
サンキューリゾちゃん
リゾちゃん??!
歯の記事でも書きましたが、唾液は虫歯の予防としても重要です
う蝕しかけた歯を、あるていど元通りにしてくれるんだっけ?
そう、唾液がpHを中性にしているおかげなのです
pHってなんだろ?
ペーハーだったり
ピーエイチだったり
むかーーーし理科でならった「酸性とアルカリ性」の度合いを表すものです
リトマス紙のやつかー!
唾液自体が中性なの?
いいえ、唾液はほんのすこーしアルカリ性です
酸に傾きやすい口腔内を、そのアルカリ性で中性にしているのです
まとめ
舌
舌乳頭…舌の表面のザラザラ
味蕾…味覚を感じ取る器官
食べ物をまーぜまーぜする(機械的消化)
唾液
食べ物を湿らせ柔らかくする(機械的消化)
デンプンを麦芽糖・デキストリンに分解する(化学的消化)
口腔粘膜を保護
清潔に保つ(リゾチーム)
pHを中性に保って歯のう蝕を防ぐ
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