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1-2高齢者等への配慮【医薬品の効き目や安全性に影響を与える要因その5】

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第1章
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高齢者への配慮

 

高齢者とする目安は65歳以上です

 

生理機能・基礎体力の衰え

 

手引きより

一般に高齢者は生理機能が衰えつつあり、特に、肝臓腎臓の機能が低下していると医薬品の作用が強く現れやすく、若年時と比べて副作用を生じるリスクが高くなる

 

特に低下している機能
  • 肝臓…代謝に時間がかかる
  • 腎臓…排泄に時間がかかる

医薬品が身体にとどまる時間が長いので作用・副作用が若年時よりも強く表れる

 

手引きより

しかし、高齢者であっても基礎体力生理機能の衰えの度合いは個人差が大きく、年齢のみから一概にどの程度リスクが増大しているかを判断することは難しい。一般用医薬品の販売等に際しては、実際にその医薬品を使用する高齢者の個々の状況に即して、適切に情報提供や相談対応がなされることが重要である。

 

高齢者にも個人差がありますので一概に判断することは難しいです

65歳になったらみんながみんな衰えるわけじゃないんだよね

ジムに行ったら90歳のバァちゃんが100kgの鉄アレイでジャグリングしてて危うく惚れるところだったぜ

ババァかっけー!

やはり人によって違うので、販売の際はよーーく話を聞きましょう

 

飲み込む力の衰え

 

手引きより

また、高齢者は、生理機能の衰えのほか、喉の筋肉が衰えて飲食物を飲み込む力が弱まっている(嚥下障害)場合があり、内服薬を使用する際に喉に詰まらせやすい。さらに、医薬品の副作用で口渇を生じることがあり、その場合、誤嚥(食べ物等が誤って気管に入り込むこと)を誘発しやすくなるので注意が必要である。

 

 ポイント
  • 嚥下(えんげ)障害
    飲み込むための筋力が弱まっていること
  • 誤嚥(ごえん)
    食べ物等が誤って気管に入り込むこと。肺炎の原因にもなる

高齢者は特に注意が必要!

さすがにやめるよう念を押しといた

歳を取ると喉の筋肉まで衰えちゃうんだ

飲み込む力が弱いうえに口渇まで生じていると、ますます誤嚥を起こしやすくなるのです

 

基礎疾患との兼ね合い

 

手引きより

加えて、高齢者は、持病(基礎疾患)を抱えていることが多く、一般用医薬品の使用によって基礎疾患の症状が悪化したり、治療の妨げとなる場合があるほか、複数の医薬品が長期間にわたって使用される場合には、副作用を生じるリスクも高い

 

医薬品がかえって基礎疾患の治療の妨げになることがあります

 

歳をとると医薬品のお世話になることが増えるよね

 

複数の医薬品の長期使用は要注意だ!副作用のリスクが高くなるぞ!

長期使用の危険性についてはこちら

 

 ポイント

基礎疾患に配慮して、相互作用や長期使用に注意しよう

 

 

寄り添い支えよう

 

手引きより

このほか、高齢者によくみられる傾向として、医薬品の説明を理解するのに時間がかかる場合や、細かい文字が見えづらく、添付文書や製品表示の記載を読み取るのが難しい場合等があり、情報提供や相談対応において特段の配慮が必要となる。

ゆっくりと、はっきりした声で説明しましょう

添付文書だっけ?字が小さいしたくさん書いてあるし、若くてもあれを読むのはしんどいよ!

要点を大きく書き写すか、拡大コピーして渡そう

 

 

手引きより

また、高齢者では、手先の衰えのため医薬品を容器や包装から取り出すことが難しい場合や、医薬品の取り違え飲み忘れを起こしやすいなどの傾向もあり、家族や周囲の人(介護関係者等)の理解や協力も含めて、医薬品の安全使用の観点からの配慮が重要となることがある。

身近な家族・周囲の人・介護関係者の方

協力しよう
  • 開封・取り出し
  • 別の医薬品を取り出さないように
  • 飲み忘れのないように

 

…わたくしぐらいの歳になると、一時的ではあるんですが少々人生がダレてくるんですよ

ナウなヤング自称してなかったっけ?

そうなると歳を重ねるってほんとうに凄いことだなぁと

歳を重ねるという偉業を成し遂げた高齢者を、若いのが支えるんだ!

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