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★2-1-1f【肝臓】たくさんの物質・栄養素を世話する超働き者【大きい臓器】

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第2章
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最も大きな臓器、肝臓。横隔膜のすぐ下にあります。胆汁を作って胆のうに貯蔵するほか、代謝無毒化など様々な役割をもつ器官です。

 

役割は大きく分けて3つありますよ

 

その1栄養分の代謝・貯蔵

栄養分を小腸で吸収→血流に乗って→肝臓に貯蔵。といった流れを頭に入れておいてください😊

ブドウ糖→グリコーゲン→貯蔵して放出

 

ブドウ糖。元々は炭水化物として摂取されたものですね

 

これまで語られなかったブドウ糖の意外なその後が明らかに…?!

 

手引きより

小腸で吸収されたブドウ糖は、血液によって肝臓に運ばれてグリコーゲンとして蓄えられる。グリコーゲンは、ブドウ糖が重合してできた高分子多糖で、血糖値が下がったときなど、必要に応じてブドウ糖に分解されて血液中に放出される。

 

ブドウ糖って肝臓に行くとグリコーゲンに変身するの?!

運動のエネルギー源として肝臓に貯蔵されます

エネルギーチャージだ

高分子ってなんじゃい?

分子の数がとにかくめちゃくちゃ超いっぱいあることです

超大所帯のアイドルグループみたい

「スタジオカンゾウ」所属のアイドルグループ「グリコーゲン」

元々ソロ活動だったブドウ糖たちで結成されました!

甘ーい砂糖がモチーフのエネルギッシュなアイドルだ!!

ファンを元気にするね!

ファンの血糖値が下がるとブドウ糖に分解されて(再びソロになって)血流にダイブ!!

体張ってるねぇ

 

脂質の代謝やビタミンの貯蔵

 

摂取した脂質も、いちど肝臓を経由します

だからかぁ。摂り過ぎると脂肪肝になるって聞いた

 

手引きより

皮下組織等に蓄えられた脂質も、いちど肝臓に運ばれてからエネルギー源として利用可能な形に代謝される。

…オレ最近太っちゃったんだ

わあい贅肉トランポリンで遊ぼう

やめて

肝臓から「余ったからもう要らんわ」って言われた脂質の成れの果てが皮下脂肪です

なんでそんな悲しい言い方しか出来ないのこのひと

脂質に限らずですが、摂りすぎると肝臓がキャパオーバーを起こします

沈黙の臓器なので黙々と泣きながら壊れていきます。気をつけましょうね~

こっっわ

脂溶性ビタミンの貯蔵

 

手引きより

また、肝臓は、脂溶性ビタミンであるビタミンA、D等のほか、ビタミンB6やB12等の水溶性ビタミンの貯蔵臓器でもある。

脂溶性ビタミンってビタミンD・A・K・Eだっけ?

「これDAKE」で覚えてる

水溶性ビタミンは「DAKE」以外のもの

 

肝臓といい物置きの胆のうといい、つくづく脂モノに関係が深いね

 

 

その2生体に有害な物質の無毒化・代謝

よくきく役割、無毒化・代謝!

 

手引きより

消化管等から吸収された、または体内で生成した、滞留すると生体に有害な物質を、肝細胞内の酵素系の働きで代謝して無毒化し、または体外に排出されやすい形にする。

肝臓さえあれば毒も平気じゃない?

ぶっ壊れるよ

アルコールも肝臓で代謝してくれます

飲みすぎ注意ですよ!さもなくば沈黙したまま…

もうやめて

アルコール→アセトアルデヒド→酢酸

では、アルコールってどのようにして無毒化されていくのでしょうか

 

手引きより

医薬品として摂取された物質の多くも、肝臓において代謝される。アルコールの場合、胃や小腸で吸収されるが、肝臓へと運ばれて一度アセトアルデヒドに代謝されたのち、さらに代謝されて酢酸となる。

 

 

アルコールアセトアルデヒド酢酸

↑この3段変化を暗記してくださーい😊

簡単に言わないで!!

3段変化の中間地点であるアセトアルデヒドは身体に有害とされており、二日酔いなどの原因と言われています。これを肝臓が頑張って酢酸に代謝してくれます。がんばれ肝臓。飲みすぎ注意。

 

 

アンモニアの代謝、など

 

手引きより

アミノ酸が分解された場合等に生成するアンモニアも、体内に滞留すると有害な物質であり、肝臓において尿素へと代謝される。

 

アミノ酸の分解に伴ってできるアンモニア

えっ意外!

ほんと意外だよ。アミノ酸のせいで臭くて有害な物質が生まれるなんて

た、確かに…

そんなアンモニアは肝臓にて尿素となります

 

 

手引きより

ヘモグロビンが分解して生じたビリルビンも肝臓で代謝されるが、肝機能障害や胆管閉塞などを起こすとビリルビンが循環血液中に滞留して、黄疸(皮膚や白目が黄色くなる症状)を生じる。

ビリルビンについてはこちらの胆のうの記事をごらんください

 

 

その3生体物質の産生

まだあるんかーい!!

スンマセン
もう少しです

 

手引きより

胆汁酸やホルモンなどの生合成の出発物質となるコレステロールフィブリノゲン等の血液凝固因子、アルブミン等、生命維持に必須な役割を果たす種々の生体物質は、肝臓において産生される。また、肝臓では、必須アミノ酸以外のアミノ酸を生合成することができる。

 

生体物質ってなに??

 生物の体内に存在する化学物質の総称

って言われてもワカランチン

生命を維持してくれる体内の物質のことです

外から摂る栄養素等とは違い、体内で生まれて働く物質

例をあげると

コレステロール
フィブリノゲン
アルブミン

 

 大事なものは肝臓で作られる

 

肝臓の仕事まとめ

 ブドウ糖集まってグリコーゲンとなり貯蔵、血糖値が下がると分解して放出

 脂質エネルギー源として必要な形に代謝→余った分は排出or皮下脂肪

 脂溶性ビタミンなど→貯蔵

 アルコールアセトアルデヒドに代謝さらに代謝して酢酸

 アンモニア(アミノ酸分解時に生成)→尿素へと代謝

 ビリルビン代謝してウンコー😊

働き者だね肝臓

涙が出ちゃうよ

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