※この記事は手引きの改訂を反映させています。
平成30年3月版→令和4年3月版
ほへ~~
ガキへの配慮かぁ
口が悪い!💢
誰がガキだって?
あ?
ひっ誰?
!!!
小児は医薬品を受けつける生理機能が未発達。医薬品を使用する場合の保健衛生上のリスクに関して成人とは別に考え、特別な配慮が必要となります!
小児への配慮
年齢の区分 NEW!改訂あり!
試験に出そうな改訂ポイント!
新生児:生後4週未満 ←NEW
乳児:生後4週以上1歳未満
幼児:1歳以上7歳未満
小児:7歳以上15歳未満
新生児が参入したぞー!!
み、右は小児なのか…?
14歳。今年までならママがお薬の面倒を見てくれる
しかしこんな場合も…
ただし、一般的に15歳未満を小児とすることもあり、具体的な年齢が明らかな場合は、医薬品の使用上の注意においては、「3歳未満の小児」等と表現される場合がある。
えええええええ
改訂内容では3歳未満は幼児に区分されていますが…
医薬品の使用上の注意においては、あえて「3歳未満の小児」と表示されることもあるのですね
そんなこともありますってやつ?
小児にはどんな特徴があるの?
吸収率の良さ
まずは、吸収率の高さだっけか
そうです!小児は身体が小さいぶん、大人と比べて身体に対する腸の長さが長いんです
成分は腸で吸収されることが多いから、吸収率は大人と比べて高くなるんだ
生理機能が未発達
それと、いろんなところが未発達らしい
血液脳関門が未発達であるため、吸収されて循環血液中に移行した医薬品の成分が脳に達しやすく、中枢神経系に影響を与える医薬品で副作用を起こしやすい。
加えて、肝臓や腎臓の機能が未発達であるため、医薬品の成分の代謝・排泄に時間がかかり、作用が強く出過ぎたり、副作用がより強く出ることがある。
いろんなところが未発達だね
- 肝臓…代謝に時間がかかる
- 腎臓…排泄に時間がかかる
- 血液脳関門…成分が脳に達しやすい
体内に留まる時間が長く、効果や副作用が強く出やすい。
血液脳関門って何?
[血液⇔脳]の物質の交換を、制限する場所です
通せんぼ機能が弱いのか…
そう!これが未発達だと制限が弱く、大人と比べて成分が脳に行きやすくなるんです
中枢神経系に影響を与える医薬品では副作用を起こしやすいんだ。
中枢神経は脳にも関係してるらしいな
さっきからなんでそんなに詳しいの?
専門家のつとめ
とにかく小児は副作用が発生する危険性が高いです。小児が服用しいてはいけない医薬品はゴロッゴロあります。
わたくしたち専門家は医薬品販売の際はお客さんに根掘り葉掘り質問をするでしょう
小児に関してはもっとガッツリ行こうぜ!
保護者に対して
パパママその他保護者のみんなへ
- 成人用の医薬品を、量を減らして与えたりしないでね
安易な判断はだめ。成分・形状がそもそも小児向けじゃないものがあります。
- 5歳未満の幼児に飲ませる錠剤やカプセルには注意書きがあるので読んでね
大事には至らなくても、つっかえて苦しかったイヤな思い出から今後はお薬嫌いになるかも
- 用法容量を正しく使用したとしても油断しないでよく見てあげてね
乳児は医薬品の影響を受けやすく、状態が急変しやすい。本当に一般用医薬品が適しているかどうかの判断が難しいので基本的には病院に行ってほしいな
- 乳児への一般用医薬品の使用は最小限にとどめるのが望ましいよ
夜中だったり、病院に行くのが難しいときだけにしてね
子供目線で頑張って書いてみた
よくできました!
真面目系ヤンキーなの?
乳幼児は具合が悪くなっても正しく伝えられないことが多いです。保護者がよく見ていてあげましょう。
オレくらいの歳になれば言えるけど、乳幼児の頃は気持ち悪くてウエウエしか言えなかったと思う
あの時のママの表情、思い出すだけでツラたんだったわ
医薬品を使用したからといって安心せず、逆によく観察することが重要だ!
何か変わったことがあれば早めに病院に連れていきましょうね
医薬品の取り扱い・保管について
2歳のころ石鹸を食べて病院に運ばれたことがあった
げっ
よく無事だったな!
2回やったけど
2回とも無事だった
バッカでぇ~
医薬品だったらもっとヤバかったのかな
医薬品に限った話ではありませんが、乳幼児が誤って大量に飲み込んだりしないように、目に入れないように…
そんな誤飲・事故を防ぐために目につく場所や手の届かない場所に置いとこうな!
こういう事故が起きたときって、たとえ市販の薬でも高度な専門的判断が必要になるらしいから
また事故った時のためにママが応急処置の仕方を前もって専門家に問い合わせてた
オレもうそんなヘマしないのに
慎重なのはいいこと!
んじゃオレ帰る
宿題やらないと
やたら詳しい子だったね
将来の夢は登録販売者だそうです
楽しみだな
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