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★3-1-2a【かぜ薬その3】イソプロピルアンチピリンは唯一のピリン系【解熱鎮痛成分】

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第3章
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解熱鎮痛成分の中で、名前も特徴もちょーっと異質とも思えるイソプロピルアンチピリン。強い解熱鎮痛成分を持っていることで知られています。
シオノギのセデス・ハイ(解熱鎮痛薬)などに含まれています。

 

主な特徴

 市販薬の成分唯一のピリン系
 強い解熱鎮痛作用
 年齢制限は特になし ←えっマジで?!
 薬疹に注意!

アンチピリンなのにピリン系…

って多くの人がつっこんだことでしょう

 

得意なこと、苦手なこと

ねぇもう名前からして強そうなんだけど

そんなイソプリちゃんにも得手不得手はありますよ

イソプリちゃん?!

 

手引きより

解熱および鎮痛の作用は比較的強いが、抗炎症作用弱いため、他の解熱鎮痛成分と組み合わせて配合される。

 

抗炎症作用の面では弱い…アセトアミノフェンも実は同じです

イソプリとアセト。特に年齢制限のないあたり意外にも共通点が多い

ってかイソプリに年齢制限がないのが衝撃的なんだけど

 

市販薬のピリン系、唯一の生き残り

 

手引きより

ピリン系と呼ばれる解熱鎮痛成分である。1960年代半ばまでは、イソプロピルアンチピリン以外のピリン系解熱鎮痛成分も、一般用医薬品のかぜ薬や解熱鎮痛薬に配合されていたが、ショック等の重篤な副作用が頻発したため用いられなくなり

イソプリちゃんの他に何があったの?

昔はこれも

 スルピリン

 アミノピリン

1960年代半ばまでは一般用医薬品として存在したピリン系解熱鎮痛成分

第5章でも触れていますので是非!

 

 

そんなこんなで…

手引きより

現在では、イソプロピルアンチピリンが一般用医薬品で唯一のピリン系解熱鎮痛成分となっている。

イソプリちゃん、ピリン系市販薬唯一の生き残り

 

ピリン系と非ピリン系の見分け方

見分け方?

ありません、まことに残念ながら

ねぇのかよ!!

手引きより

他の解熱鎮痛成分を「非ピリン系」と呼ぶことがある。アスピリンやサザピリンは、成分名が「~ピリン」であっても非ピリン系の解熱鎮痛成分であるが、一般の生活者では誤ってピリン系として認識していることも多い。

手引きも困ってるじゃん!

問題解決してねー!!

ピリンと付く成分名をリストにしましょうか

 イソプロピルアンチピリン ピリン系 市販
 スルピリン ピリン系 非市販
 アミノピリン ピリン系 非市販
 アスピリン 非ピリン系  市販
 サザピリン 非ピリン系  市販

 

……

……

……

…覚え…ましょう…

おいおいおいおいおい

アスピリンとサザピリンはアンチじゃないのに非ピリン

スルピリンとアミノピリンはアンチじゃないからピリン系

イソプリちゃんはアンチなのにピリン系

突っ込みどころ満載過ぎて書いていて訳が分からなくなりました!わああいどうしよう~😊

 

ピリン系を禁忌とする方、相談してほしい方

 ←してはいけないこと

 ←相談すること

 

 本剤または他のかぜ薬、解熱鎮痛薬を使用(服用)して喘息を起こしたことがある人

 

手引きより

ピリン系解熱鎮痛成分によって薬疹(ピリン疹と呼ばれる。)等のアレルギー症状を起こしたことがある人は使用しない。

ピリン系による薬疹、ピリン疹

医療はもちろん、市販の場でも気を付けなければなりません

販売する際には薬疹について必ず確認しましょう!

 

…つっても実はこれ、イソプリちゃんに限ったことではないのです

 

手引きより

ただし、イソプロピルアンチピリン以外の解熱鎮痛成分でも薬疹等のアレルギー症状が生じることはある。一般の生活者では、「非ピリン系解熱鎮痛成分では薬疹のおそれがない」等と誤って認識している場合がある。

薬疹の恐れのない医薬品はないと思ったほうがいいのかなぁ

 

 

また、こちらの深刻な実験結果において…

手引きより

妊娠末期のラットに投与した実験において、胎児に弱い動脈管の収縮が見られたとの報告がある。

え……

 

手引きより

イソプロピルアンチピリンと化学構造が類似した他のピリン系解熱鎮痛成分において、動物実験(マウス)で催奇形性が報告されている。

 

上記のこと等から…「相談すること」への記載

  妊婦または妊娠していると思われる人

こんなのを読んでしまったら、相談をされてもオッケーは出せません…禁忌でもいいくらいだと思うのですが

他にも…

 胃・十二指腸潰瘍の診断を受けた人
 悪化させるおそれがあるため

 肝臓病の診断を受けた人
 肝機能障害を悪化させるおそれがあるため

 

 


 

 

 〇×問題(押して正解を表示)

×
サザピリンは非ピリン系
×
他の解熱鎮痛成分でも起こりうる。
×
以外にも年齢制限はありません。
×
逆です

以外にも、禁忌ではないようです…

 

 

 

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