ネズミなどに寄生し、吸血によって発疹熱・ペストを媒介するイエダニ。
野外に生息し、ツツガムシ病リケッチアを媒介するツツガムシ。
今回の記事は、このインドア派とアウトドア派の衛生害虫についてです😊
イエダニは家にいる
イエダニ?家のダニ?
基本的に家の中にいて害を及ぼすダニがそう呼ばれますね
別記事の屋内塵性ダニとはどう違うの?
カーペットや寝具にいてホコリ・フケなどの塵を食べ、またアレルゲンとなる塵を発生させるのが屋内塵性ダニと呼ばれています
イエダニとはある程度区別されているようですが…屋内にいるという共通点はあります
へぇ、じゃあイエダニってどこで何を食べるんだろう?
イエダニの寄生場所、媒介するもの
ネズミに寄生して、血を吸って生きています
イエダニは、ネズミを宿主として移動し生息場所を広げていく。吸血による刺咬ため激痒みを生じる。また、発疹熱などのリケッチア、ペストなどを媒介する。
発疹熱などのリケッチア
…リケッチアってなに?
リケッチア属と呼ばれる小さい小さい病原細菌の総称。普通の細菌よりも小さいらしい。
ペスト
黒いアザができることから黒死病とも呼ばれる
ペストを媒介する衛生害虫が多いですね
ネズミを乗り物にして移動する狡猾なやつ💢
乗り物…
イエダニの防除
きっとネズミの駆除だ!
正解です!しかし…
まず宿主動物であるネズミを駆除することが重要であるが、ネズミを駆除することで、宿主を失ったイエダニが吸血源を求めて散乱するため、併せてイエダニの防除も行われる。イエダニの防除には、殺虫剤による燻蒸処理等が行われる。
ヒェッ、考えが甘かった…
ネズミの駆除がイエダニ自体の駆除にはならない上に、かえってとっ散らかっちゃう…
とっ散らかったところを燻蒸処理でとどめ!!
ツツガムシは野外にいる
外にいるのがツツガムシ…
外に筒が落ちてる!で覚えようかな
ツツガムシが媒介するもの
ツツガムシは、ツツガムシ病リケッチアを媒介するダニの一種である。
出た!リケッチア!
名前が病名になるなんて強すぎ!!
人獣共通感染症らしいです…
つっよ!!!!
オリエンティア・ツツガムシという細菌に感染して発症。高熱と発疹などの症状。人獣共通感染症。
ツツガムシの対処法
防除よりも、忌避すべし!
咬まれた痕がなんとも痛ましい…咬まれないようにしましょう
外にいるやつらって防除してもキリがなさそう
そうなんです!
ヒトの生活環境でなく野外に生息し、目視での確認が困難であるため、ツツガムシが生息する可能性がある場所に立ち入る際には、専ら忌避剤による対応が図られる。
見えない敵だ!!
ぶちのめしに行くより、寄ってこないようにすることが大切です
その場合、忌避剤の使用だけに頼らず、なるべく肌の露出を避け、野外活動後は入浴や衣服の洗濯を行う等の防御方法を心がけることが重要である。
着込んで着込んで肌を守り、帰宅後はすぐに衣服を燃やしましょうね🔥
燃やすな!!
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